基礎医学修練発表会は2年前に第1回を行い、当時から学生の手作りの発表会です。今年の実行委員会は、昨年までの様子を聞きながら、彼らなりの一段と工夫を凝らした会を運営してくれました。今年は発表者の希望も取り入れて口演とポスターに分け、52名が口演、17名がポスター発表をしました。
発表会そのものは大変に素晴らしいもので、極めて順調に進んでいましたが、最後のポスターセッションの質疑応答の最中にマグニチュード9の大地震がおこりました。講義室が壊れるのではないかと思われるほどの激しい揺れでしたが、お互いに助け合いながら全員が無事に脱出できました。4月4日に元気に再会することを誓って解散したのですが、実際には3週間遅れの4月25日に授業再開とし、それまでは休校とせざるを得ないほどの未曾有の大災害(東日本大震災)であることを、その時は誰も知りませんでした。
これは発表風景です。同級生が座長をこなし、その司会進行によって順調に発表会がすすみました。
発表者達は入念にパワーポイントや原稿を用意し、素晴らしい発表をしてくれました。
発表に引き続き質疑応答です。同級生からの質問に加え、教員からも質問が出ます。しかし、発表者達は臆することなく堂々と応答していました。また、これまでは学生同士の投票で受賞が決まりましたが、今回は教員も審査委員として加わりました。
最後のポスターセッションです。みんな興味のある演題のポスターの前で真剣に質疑応答をしていました。この直後に大地震が起こるなど誰も予想していませんでした。