2010年3月8日から11日にかけて、基礎医学修練発表会が開催されました。企画運営は実行委員会の学生諸君が中心です。実に61演題もの多くの発表があり、とても素晴らしい発表会になりました。また、今年はポスターセッションも始め、最初に同級生の発表内容をポスターで見た上で口演を聞く段取りとしましたが、学生諸君の理解も高まったため、口演の部での質疑応答がとてもレベルの高いものとなりました。
初日に発表者全員がポスターを貼り、最終日まで自由に閲覧できる形式ですが、ポスターを前にした学生同士のディスカッションを初日と最終日のお昼の1時間ずつ行いました。さながら、学会のポスターセッションのような盛り上がりで、学生同士盛んにディスカッションしていました。
初日の午後から口演の開始です。発表の残り時間も投影で示され、残り1分をきると画面が赤くなる仕組まで学生が作りました。また、各発表では実行委員が2名ずつで座長を勤め、上手に学生の質問を引き出していました。そのため、下に示すように、予定時間を越えての熱い議論がしばしば続きました。
昨年の最優秀賞受賞者(現在4年生)が基礎修練での研究を更に発展させて国際学会で発表しましたが、3年生諸君にその体験を含めて特別講演をしてくれました。
全ての発表が終わったら学生同士による投票で最優秀賞5演題と優秀賞10演題が決まり、表彰されました。受賞した諸君はもとより、参加した学生諸君全員にとって、今回の基礎医学修練や発表会の経験は学生時代の宝の一つとなることでしょう。この中の何人かは、研究を発展させて論文や学会で発表することと思いますが、学生諸君の今後の活躍に大いに期待しています。